まずはじめに、Matlabの基本的な使い方から書いていこうと思います。
インストールなど、環境構築についてはつまづく事はないと思うので触れません。
(環境構築もクソもなくて、ただインストールするだけです)
Matlabの画面構成
以下にMatlabの画面構成を示します。
エディター
matlabのメイン画面です。ここに処理スクリプトを記述していきます。
一般的なソフトウェアIDEと同様に、ブレークポイントの設定も可能です。
現在のフォルダー
現在指定している作業フォルダーの中身を表示しています。
上の画像の例でいうと
/users/hiko/Documents/MATLAB/ImageProcessingTEST
の中身が表示されています。
ここではファイルの追加や削除、リネーム、フォルダの移動など、通常のファイルエクスプローラと同様の操作を行えます。
ワークスペース
変数の値をモニタする事ができる画面です。
計算結果の確認ができます。
コマンドウィンドウ
対話型でコマンドを実行する事が可能です。
ちょっとした処理を試したかったりするときに使います。
過去に実行したコマンドを遡って実行することもできます。
文法が間違っていたときのエラーメッセージなどもここに表示されます。
スクリプトを作成・実行する
画面左上の“新規作成”ボタンを押し、エディターに新規スクリプトタブを開きます。
(エディターの”+”タブをクリックしてもOKです。)
まずは例として、以下の内容を入力してみます。
1 2 3 4 5 6 7 8 |
clear; a=10; b=15; c=a+b; fprintf("hello world!"); |
簡単な足し算をして、コマンドウィンドウにhello worldを表示する簡単なスクリプトです。
Ctrl + S で保存します。ファイル名をどうするか聞かれるので、ここでは “test.m” としておきます。
ここで、ファイル名の拡張子を除いた”test”がスクリプト名となります。
”実行”ボタンを押してスクリプトを実行します。
スクリプトを実行すると、ワークスペースに計算後の変数の値が表示されます。
これがスクリプト作成から実行までの流れです。