Jetson Nanoに繋いだimx219カメラモジュールの認識を確認してみる

Jetson Nanoに繋いだimx219カメラモジュールの認識を確認してみる

jetson nanoにimx219のカメラモジュールを繋いで、gstlaunch-1.0 などのコマンドで映像を出すことはとりあえずできた。

次のステップとしてカメラ(センサ)ドライバの挙動を理解していきたい。
imx219はmipi-csi2出力なので、レジスタ設定のシリアル通信はi2cによって行われている。linuxのお勉強も含めて、i2cバスのどこにデバイスがアサインされていて、どのように認識しているのかを確認していく。

目次

I2C

カメラへのI2CはI2C MUXを通して行われている。 まずはi2cdetect コマンドで、i2cバスの一覧を確認してみる。

I2c-6-muxってなっているのが2つのMIPIポート用のI2Cのスイッチャーだろう。 このスイッチャーがさらにi2c-7, 8に登録されているようだ。

カメラはch0に接続しているので、i2c-7(chan_id 0)のアドレスをスキャンしてみる。

imx219はアドレス0x10であるが、しっかりと0x10にデバイスが存在している。
カーネルドライバによって使用されているので UUの表示になっている。

さらに、0x10がimx219であるかどうか確認を行ってみる。 i2cのバス上にいるデバイスは/sys/class/i2c-adapter/i2c-X/を見ると確認できる。 今回はi2c-7のアドレス0x10のデバイスなので、/sys/class/i2c-adapter/i2c-7/7-0010 にデバイスの情報がある。 さらにその中の modaliasにデバイスの別名が記載されている。

下記のように確認する。

ということで、ちゃんとimx219の認識を確認することができた。

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